遺品の整理は、遺品を運び出したらそれでいいというわけではありません。
持ち主が亡くなっているので、遺族は故人が何を大切にしていたのか、故人が生前に使っていたものなど、どこに何があるのかわかりません。
そのため作業当日に、打ち合わせの時にはなかった物が出てきます。このような時に質のいい作業員は遺族に確認することを忘れませんが、質が低い作業員の場合は自分で判断して捨ててしまいます。
逆に、その都度確認をしていたら作業が遅くなり、遺族に迷惑をかけてしまいます。時計、指輪など、金銭的な価値を持つものは、誰でも判断できますが、遺族は必ずしも金銭的な価値だけで判断しません。ちょっとしたものでも遺族にとってはとても思い入れの深いものかもしれません。このように残すべき遺品を的確に遺族に確認できるかどうかが作業員の質になります。
また遺族が亡くなられた方と違う場所で生活していると、生活環境を知らなかったり、近所の人を全く知らないことがあります。こういった場合はトラブルを避けるため、近隣住民への配慮が引越し以上に重要です。
例えば、住民の方がエレベーターを運搬で独占しないで欲しいと行ってきた時、作業員が上手に受け答えが出来ず、クレームになってしまった。また作業の当日に引越し業者と重なったため、争うように荷物を運びだし玄関とエレベーターに傷をつけてしまった。こういうトラブルはよくあります。
遺品整理は単に荷物を運びだすだけではないので、作業員の質がなによりも重要になります。